GACoS  Gateway to Academic Contents System東大マーク

GACoS(ガコス)はインターネットで文献などの学術情報を探すためのゲートウェイです。
東京大学にご所属のみなさんの情報収集活動をサポートします。
English

 レポート・論文支援ブック:ここから始めよう 【Web版】
<<目次に戻る
(作成:2014.3.31、最終更新:2017.1.31)

投稿先を決める

 論文をどの学術雑誌に投稿するかを検討する際は、所属の研究室など、同じ分野を研究している先輩や先生のアドバイスを聞いてみると参考になります。

 自分で調べる場合に参考のひとつとなるデータベースとして、「JCR(Journal Citation Reports)」という学術雑誌評価ツールがあります。このツールで雑誌の「インパクトファクター(Impact Factor)」などを調べることができます。
(⇒【自宅/出張先などからデータベースや電子ジャーナルを使うには?】の項目参照)

 JCRは、学術雑誌の重要度、影響度を測るための指標を提供する、学術雑誌評価ツールです。
 雑誌の評価指標の1つであるインパクトファクターを調べられるだけでなく、学術雑誌の引用関係を知ることもできます。論文の投稿先を決める際、同じ分野の複数の雑誌を比較する判断材料にすることができます。
 インパクトファクターとは、ある雑誌の一論文あたりの平均被引用数です。
 特定の1年間に、ある雑誌に掲載された論文が平均的にどれくらい頻繁に引用されているかを示す尺度で、雑誌の影響度を表す1つの指標です。

 インパクトファクターの算出方法は以下のとおりです。(例:2013年の場合)
  • A = 2011-2012年のある雑誌の掲載論文総数
  • B = A の論文が2013年中に引用された総回数
  • 2013年のインパクトファクター= B / A
 JCRは、個々の論文や著者の評価ツールではありません。インパクトファクターの数値の意味を理解し、使い方にご注意ください。

 その他に、投稿しようと考えている雑誌が主要なデータベースの収録対象誌になっているかどうかを調べたり、出版社や学会のWebサイトでその雑誌の対象読者層などの情報を見たりすることも、投稿する際の参考になります。


 また、論文を多くの読者に読んでもらうためには、論文を広く無料公開する「オープンアクセス」という方法があります。
 オープンアクセスとは、学術論文をWeb上で無料公開し、読者が障壁なくアクセスできるようにする仕組みです。この仕組みが始まった背景には、学術雑誌の価格高騰によって、研究に不可欠な論文の入手が困難になっている状況があります。
 オープンアクセスを採用している雑誌に投稿するほか、「東京大学学術機関リポジトリ(UTokyo Repository)」(*)で論文を公開することでも、論文をオープンアクセスにすることができます。
(*)学術機関リポジトリとは、大学などの学術機関が論文などの研究成果を保存・公開するシステム。
(⇒【オープンアクセス】の項目参照)


Copyright(C)2005 東京大学本部情報基盤課学術情報チーム[学術情報リテラシー担当] All Rights Reserved
著作権・リンクについて